自分だけのTOEICの勉強法を作り出す
TOEICの勉強法についてですが、TOEICを受験された経験のある方、最初に受験されたときのことを思い出してください。まず、問題量の多さに圧倒されたでしょう。初めて受験したときだけじゃない、今でも圧倒されている!という方もいらっしゃるかと思います。TOEICで高得点を取るには、大量の問題をいかにすばやくかつ正確に問題を解くかが重要です。(ただ、生徒によって、実力のバランスがありますから、各生徒に合わせた勉強法を個別に提案することになります。)
そのためには「リスニングでは全部を聞き取ろうとしない、リーディングでは全部を読もうとしない、ポイントになるところだけを集中して聞き、読むようにする」ことです。いかにも受験テクニックを教えているかのようですが、しかし、これはTOEIC受験のためだけに必要なテクニックでしょうか。
日常の業務の際にも、膨大な文書の中から必要な部分だけを読み取る(または聞き取る)という作業は大切なことです。当コースではTOEIC高得点に必要な能力を、実用に結びつけた形で身につけていただきます。
学校で習う英語は、あまりに文法に重点を置きすぎだという指摘がよくされます。その反動で、文法を無視しても通じる英語は話せるという意見も聞かれます。文法にこだわりすぎるのは確かによくありませんが、文法を無視しては正しい英語は話せません。このコースでは、正しい英語を話す、書くために必要な文法を学習します。
一部、英語を聞くだけで話せるようになるかのような宣伝をしているところもありますが、英語は話さなければ話せるようになりません。授業的に積極的に話し、話せるようになったという自信をつけていただきます。
リスニングがみるみるうちに改善した生徒がいました。どんな勉強をしたのか、聞いてみました。
授業が終わって綱島から東横線で帰宅する時に、リスニングのスクリプトを読むのですが、マインドフルネス認知療法とかTFTっていうのがあって、これを応用したんです。みんながこの勉強法でできるようになるのか、良く分からないけれど、私がやるのは、リスニングのパート2の対話で、正解の答え以外にも自分なりの気持ちが前向きになる答えを、駅と駅の間でいくつ考えられるか、やってみるんです。1問1駅区間と決めて、大倉山で電車のドアが閉まる時に、次の設問を読んで、菊名の駅に止まるまでに、何パターンできるか、そうやっていると横浜まですぐです。これをやり出すと、いつも決まった思考パターンの受け答えがたくさんできることに気が付く。それをまた、違う答えが出せるように変えてゆく。そんな感じなんですけど、リスニング良くなりましたねぇ。