T:第4文型の文を書き換えるとき、to をとる動詞と for をとる動詞があるんだったよね。それぞれを板書のようにまとめました。テストでは to をとる動詞と for をとる動詞の区別を覚えておけば、それで点は取れるんだけど、ここでちょっと考えてみよう。書き換えのときに違う前置詞をとるということは、やはりそこに理由があるからなんです。to をとる動詞と、for をとる動詞の違いはなんだろう?
T:するどい! そうです。書き換えのときに to をとる動詞は、その動作が直接相手に届く動詞なんです。例えば、give だったら、はい、これあげるよ。ほら、動作が相手に届いているでしょ。しかし、buy だったら、気持ちは買ってあげる相手のほうに向いているんだけれど、その動作は相手に届いていない。こうして覚えれば、ただやみくもに覚えるよりは覚えやすいでしょ?
B:先生、send は書き換えのときに to を使いますが、動作が相手に届いていないんじゃないですか。小包を送るときはそれを郵便局に持っていくし...
T:これまたするどいナ。だけど、電波を送る、なんていう場合は相手に直接届くよね。そういうことで、send は相手に動作が直接届く動詞の仲間に入れます。また実際は、send it for me と書いている例もみられます。だけど、to を使っているほうが圧倒的に多いし、テストで書くときも、to を使って書き換えておいて。