T:must と have to はいずれも選択の余地のない義務を表しますので、同レベルの強さと考えていいでしょう。had better と should の順番を間違える人が多いのだけれど、その原因は「〜したほうが いい」、「〜すべき」という日本語にあるようです。普通、had better は「〜したほうがいい」、 should は「〜すべき」とそれぞれ訳されるけど、これは入れ替えてしまった方がいいくらい。had better は「〜したほうがいい」という日本語が伝えるニュアンスよりも強い表現で、人に何かアドバ イスするときに使う表現ではありません。
B:へえ、そうなんですか。
T:had better と should の強さが考えていたのと逆だというのが、意外だったかもしれないけれど、もう一つ意外な事実があります。must = have to 書き換えの問題でよく出てくるけど、must と have to の意味も強制の度合いがビミョーに違います。必要性の有無だけの違いと考えていないだろうか?実は、それだけではありません。強制(圧力)がどこから来るのかが違います。つまり、内面からの圧力か、外面からの圧力かということになりますが、この違いを理解せずして、英語が出来るとはいえないし、気のきいた大学はこの手の理解を問う問題を出題している。必ず理解しておきたいところです。詳しくは授業で扱います。